Summer of Love

 音楽の最先鋭はIbizaに代表されるセカンドサマーオブラブの残りカス(酷い表現w)の地にありますが、
日本で言われる所のDTM、コンピューターミュージックはユーロ、
特にスペインを中心にドイツなどでも盛んなようです。


 今年、KORGが50周年を記念してアナログシンセの復刻を行っています。MS-20 miniが有名ですが、
先日、KORGTB-303TR-808を発表しました(笑)


うそ。


KORG volca series - 3 analogue synthesizers for the ultimate leads, basses, and rhythms

 手の平サイズに縮小されたそれはMS-50のエンジンを積んだTB303・・・もどき(笑)


 KORGですよ。
 トランス・ハウスの名機、今でも使われる303、808、909はいずれもRolandシーケンサーリズムマシンです。
「volca」と名打たれたKORGの新製品、BASSとRHYTHMは、もう見るからにTB303とTR808です。
誰がどうみても303と808である事はもう言うまでもありません。
303クローンを始めとするベースラインのステップシーケンサーといえば銀色なのがお約束だよね。
これが二万円で買えちゃうんだから垂涎ものだろうに。
(個人的にはそれでも簡単に手が出せない…orz)



 さて、そんな中EDMが世界中でもBBCがニュースに取り上げるほどの人気を博しておりますが、日本ではKORG以外にEDMで熱い企業も無いわけで、RolandYAMAHAも時代を逆行為ている事は昨年のIFAを見ていても分かるわけですが、時代の退行とも言うべき日本の音楽業界はさておき、・・・


最先鋭を突っ走るIbizaに遅れる事10年、波が来てます。(俺の中でも今来てます!(笑)
RELIVE ULTRA MIAMI 2012 (Official Aftermovie)

 サードサマーオブラブ。
萌してる、萌してる。兆しが来てます!兆しで終わるかも知れないが(笑)


 現在のIbizaではシンセを最低限にしたミニマルハウスが盛んなようですが、これはデジタル時代のファイルフォーマットに合わせて、音質を削っても音が劣化しない、いわゆるそのフォーマットの帯域のみを使った音楽に変わってきているのだと言います。幅広い音域を必要としないので圧縮無しでデータ量も軽い。正に時代の潮流と共に流行の変遷が見られる先鋭クラブシーン。
 そんなIbizaで10年近く前に流行ったEDMがアメリカで火が付いたのが二年前だそうで、一年前には香港でも火が付いている様です。


 映像のUMFは昨年のものですが、このビデオを見ているとヒッピーがいっぱい(笑)
もちろん、20年、30年前のヒッピーとはまた違うけれども、今の時代にSoLが起きたとして、流石にセカンドの時のような薬物乱用や自由乱交には至らないとは思いますが、楽しい時代が来そうです。音楽が良いのは当然ですが、映像も良いですね。映像の時代が来てる!!って言う人もいますが、私は未だ映像には疎いのでピンと来ません。でも見ていて楽しくなりますね!堪んないね!
 時代背景、歴史考証などは為ていませんが、サマーオブラブってのは世界的に経済がどん詰まりを起こして不安が覆い尽くしている状況下で発生する傾向があるのかも知れないですね。余りにも日々の生活に不安やストレスが多くて、ただそれを一時的にも忘れたい逃げ場を求めているかのように、なんだか自然発生的な流れを感じます。


 ま、ディープな話はさておき。
アナログしんせー!まんせー!・・・。


 volcaを弄りたくてしょうがない昨今です。